みなさん普段、どのようにしてEDM用のコード進行を作っているでしょうか?今回の記事では、
- コード進行とは何か
- 世界で最もよく使われるコード進行5つ
- EDMでよく使われるコード進行
- あなたオリジナルのコード進行の作り方
を紹介していきます。この記事を読めば、もうあなたはコード進行で悩むことはなくなるでしょう。
また、「コードってそもそも何?」だとか「スケールやキーという用語がわからない」という方がもしいらっしゃいましたら、
という記事をご覧になってから、この記事をお読みになってください。それでは早速、始めていきましょう。
【FL Studio テンプレート Pro】
お金なし・人脈なし・時間なしのアマチュアでも、プロのレーベルに採用される楽曲を作れるFL Studioのテンプレート。
目次
コード進行=曲の骨格
まず前提として、楽曲というのは「ループ(=繰り返し)」で出来ています。みなさんが好きな曲も、何回か同じフレーズを繰り返したりしているのは、ご存知だと思います。
コード進行とは、その繰り返しを作る骨格のようなものです。大抵は2つ〜5つくらいのコードを、1バー(4拍子)の中で繰り返し鳴らします。1つの曲の中でずっと同じ進行を続けることもありますし、サビなどで雰囲気を変えるために進行を変えることもあります。
コード進行が決まると、いろいろな楽器でメロディを足して行くことが出来るので、曲に様々な味がついていき、細部が徐々に完成していくことになります。絵でいうなら、コード進行はスケッチみたいなもので、そのあとにしっかりとした線や色を書いていくのが、メロディやドラムに当たります。
最も人気のコード進行5選
①1-5-6-4進行
実はコード進行といっても、コード自体の種類が、スケールの7つしかありませんから、だいたい人気のコード進行というのは決まっています。
まずは、Hooktheoryに行きましょう。すると、そこでは12,000以上の人気曲のコード進行が分析済みになっているのがわかると思います。その中で、1番人気のコード進行はこの1-5-6-4進行です。
1〜7という数字が表しているのは、スケール上での順番です。確認ですが、Cメジャーなら、番号は順番に
- ド(C)→1
- レ(D)→2
- ミ(E)→3
- ファ(F)→4
- ソ(G)→5
- ラ(A)→6
- シ(B)→7
と決まります。つまり、Cメジャーなら、1-5-6-4進行は実際C-G-A-F進行をするという意味です。このように、番号でコード進行を表示すれば、ほかのキーでも応用できるので便利です。
例えばEメジャーの1-5-6-4進行はE-B-C#-A進行という意味になります。コード自体は違いますが、進行の雰囲気自体は同じです。
他にも、いくつかおすすめのコード進行を紹介しておきます。
②1-5-6-3-4進行
③6-5-4-5進行
④1-6-4-5進行
⑤1-4-6-5進行
EDMでよく使われるコード進行
それでは次に、EDMに特化したコード進行を調べてみましょう。Hooktheory : Electronicを見ると、とてつもない数のEDMが分析されています。ぜひ、この中でお気に入りの曲のコード進行を調べてみましょう。きっと、何か発見があるはずです。
あなたオリジナルのコード進行の作り方
ただ、今まで紹介したように既存のコード進行を使うことに抵抗がある人もいるでしょう。「そんなのただのパクリじゃん!」という方におすすめなのが、Hookpadです。無料のサービスで、ワンクリックで自分オリジナルのコード進行を作れます。
ワンクリックで様々な複雑なコードやコード進行を試すことが出来ます。曲作りをする前のインスピレーションとしてもおすすめです。ぜひ試してみてください。
また、FL Studioのピアノロールには、スタンプといって、いろいろなコードを生成してくれる機能が付いています。色々なコードをペタペタと並べて見て、気持ちがいいものを探してみても良いでしょう。
また、FL Studio テンプレート Proでは、あらかじめEDM専用のスケールが背景でハイライトされています。あなたがもし、「全然コード進行が作れない」と感じていましたら、白い背景の部分にノートを打ち込んでいくだけで、コードを作れます。このテンプレートを使えばコードで音を外すことはゼロになります。ぜひダウンロードしてみてください。
それでは、みなさんが良いコード進行で楽曲制作できることを祈っています。また次回の記事でお会いしましょう。Happy Producing<3
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