Serumって難しい?
今EDMプロデューサーの間で一番人気のシンセサイザー・プラグインは何かと聞かれれば、それはやはりSerumでしょう。
- 非常に見やすく使いやすいUI
- 作れるサウンドが幅広い
- プリセットが豊富
と、良いこと尽くしのプラグインとなっています。これは、
でも紹介した通りです。ただ、シンセサイザーと聞いて、使い方がわからない、難しいのではないか、などと思う方もいるでしょう。そこで今回は、Serumの使い方を5分でスッキリと理解できるようにまとめてみました。それでは早速始めましょう。
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目次
Serumって結局なんなの?
Xfer Serumは、シンセの基本的な機能であるフィルターやADSR、LFO、エフェクトといった要素が、わかりやすく美しいインターフェースで視覚化されていたり、さらに、DubstepやRiddimに使うGrowlといった複雑な音作りにも対応しているという、EDMプロデューサーに必要な機能が全て盛り込まれているシンセサイザー、と考えてください。
もしもシンセサイザー含め、音源で迷ったら、絶対にこれを買いましょう。欲しいけど高くて無理・・・という方は、Spliceが月額1,000円で購入できるプランも用意しているらしいので、利用してみると良いかもしれません。
Serumの使い方
Virtual Riot Tutorial
Serumの使い方なのですが、実はレジェンドVirtual Riot様が完璧なチュートリアルを作ってくれています。(本当にVRは同業者に優しいです。)
Oscillators
基本中の基本が、なんの波形を使うのか、という話です。上の画像のようにSerumはそもそも選べる音がめちゃめちゃたくさんあります。好きなものを選びましょう。
Wavetables
Wavetableって少し難しいかもしれませんが、早い話が、ある音の波形を時間軸で動かせるという機能のことを言います。これによって、Dubstepのモンスターの声みたいな音作りが可能になったりします。動画を見ながら、実践してみると何を言っているのかがわかると思います。
Filters
Filter機能は、Substractiveシンセサイザーの基本です。水中にいるような/地下で音楽が鳴っているような「こもった音」を作ったり、Pluckを作るときに使ったりします。Pluck音の作り方は、
の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
ちなみにFilterは、数学好きからするとフーリエ変換という、どんな波も3角関数の和で表せるという理論に基づいているので、面白いところだったりするらしいです。私は数学アレルギーなので全くわかりません。
Effects
ここは理解に難くはないでしょう。いつもミキサーで使うエフェクトを、Serum内でも完結して使えるという機能です。さすがXferで、OTTも入れてます。
Modulation
音にうねるような効果をつけたいときや、周期的に何かを変化させたいときは、モジュレーションを使いましょう。右下のLFOコーナーででグラフを作り、動画で示されているようにドラッグ&ドロップするだけです。簡単ですので真似してやってみて下さい。
Noise OSC
最後に、私がSerumで最も気に入っている機能です。普通のシンセはここで終わりなのですが、Serumは様々なノイズ(ホワイトノイズやピンクノイズ、アナログシュミレーターの音など)使って、元の音にレイヤーすることができます。
これは大変便利な機能で、デジタルシンセサイザーの「音が冷たくなりやすい問題」を回避することができます。あなたも、毎回必ずノイズを少し混ぜる「くせ」をつけておくことをお勧めします。
それでは、これでSerumの解説を終わります。ぜひ使いこなして、EDM制作を快適に進めて下さい。それではまた、次回の記事で。Happy Producing<3
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