かっこいいLeadを作るには?

どうすればEDMのリードをかっこよくできるの?リードといえば、その名の通り、楽曲を先導していく役割の音のことです。いわゆる「メロディ」を奏でる楽器です。そのため、キャッチーで、ボーカルの代わりになるような個性的な音作りをする必要があります。今回の記事では、リードの音作りのコツを4つ紹介していきます。それでは早速、はじめていきましょう。


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目次

1. サンプル選びとレイヤー

Big Zの解説

Thomas (Project 46)の解説

これは、他の記事で何度も解説してきましたが、

  1. まず高品質なプリセットをSplice.comCymaticsで準備する
  2. 決して1つのプリセットだけでLeadを作らない

ことがやはり重要です。Leadは最低でも2つのレイヤーで作ると良いでしょう。その2つのレイヤーとは、

  • Main Lead…メロディを奏でるLead。曲の雰囲気に合った、個性的な音を選ぶ。
  • Sub Lead..メロディを1オクターブ上下で奏でる。後ろでメインLeadを支える音。

です。制作をしながら組み合わせを変え、自分だけのLeadレイヤーを作ります。上の2つの動画では、Big ZとThomasが、Leadのレイヤーのやり方を実演してくれています。

2. トレモロ・ビブラート

Leadサウンドは、マインドセットとしては

  • ボーカルのように扱う

と良い音作りができます。うまい歌手はトレモロ (音量の震え)やビブラート (音程の震え)をやりますよね。そのため、Leadをシンセで作る場合は、ピッチのオートメーション・クリップを作るとさらにプロっぽいLeadを作れます。

3. ピッチオートメーション

Brooksの解説 (38:36〜)

これはトレモロとビブラートの延長線上ですが、Leadにはピッチ・オートメーションをかけるとLeadの表現力が上がります。上の動画ではBrooksがBoomerangのLeadのピッチ・オートメーションを解説しています。

4. リバーブをサイドチェーン

Bassjackersの解説 (11:29〜)

これは以前サイドチェーンの記事でも紹介した技なのですが、リバーブのミックス値をサイドチェーンのように扱うテクニックです。昔はProgressive Tranceなどで使われていた技ですが、今ではどんなジャンルでも使われています。これを使いこなせると、一気に曲の複雑さが増しますので、ぜひ自分の楽曲にも取り入れてみましょう。上の動画では、Bassjackersが実演してくれています。

それでは以上で、リードの音作りの解説を終わります。何か疑問点があればコメントお待ちしています。それでは次の記事まで、Happy Producing<3


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