今回の記事からは、アレンジメント講座ということで、EDMのアレンジの作り方を、具体例を交えて紹介していきたいと思います。今回は第1回「イントロの作り方」です。それでは早速、始めていきましょう。


【FL Studio テンプレート Pro】

お金なし・人脈なし・時間なしのアマチュアでも、プロのレーベルに採用される楽曲を作れるFL Studioのテンプレート。


目次

1. ピアノのコードで始める

メインストリームのポップ曲では非常に多いパターンが、ピアノのコードを鳴らすパターンです。皆さんご存知であろうChainsmokersなどが多用します。個人的には、イントロのアイデアに困ったら使ってもいいかな、と思いますが、使いすぎるとYoutubeで

10 Things The Chainsmokers Can’t Live Without | GQ

のように皮肉を言われることもあるので、使いどころは十分に注意しましょう。

2. ドラムループで始める

こちらもクラブ・ミュージック系では特に多い手法です。ドロップに使っているドラムループとベースだけを鳴らします。ただ実際には、DJにとって曲をつなぎやすい、くらいのメリットしかないかもしれません。確かPorter Robinsonがどこかのインタビューで、「DJに気を使うのをやめてから曲が売れた」みたいなことを言っていました。Club Editで無い限りは、最近はほとんどやる必要性はないでしょう。

3. フェードインで始める

こちらはインストHiphopなど、純粋なループ音楽では多い手法です。上の曲のように、すぐにメインテーマが始まる場合は、ボリュームオートメーションを作るだけでも、全然違和感がなかったりします。ただ、Dropが激しい場合はフェードインのみでは足りないかも知れません。

4. ローパス・フィルターを開いて始める

こちらも典型的な手法の一つですが、ドロップにローパスフィルターをかけておいて、それを徐々に外します。上のOvertimeでは、フィルターという基本的な技術を使って、一番初めの盛り上がる感じをよく出しており、さすがプロだと感じます。

5. アンビエンスで始める

この方法は、個人的に一番好きな手法です。環境音(街の雑踏や、波の音、小鳥のさえずりなど)を使って、視聴者を一気に引き込みます。WRLDの初期曲ですが、イントロから近未来な雰囲気が完全にWRLDワールド全開で、最高です。アンビエンスは、誰でもオリジナリティーを出しやすいのでオススメです。

6. ドロップの少ない要素で始める

この手法もお手軽で非常にオススメです。No Time Like Nowではギターのリフが印象的なので、それをイントロに利用しています。

7. インパクトで始める

最後は、インパクトから始めるパターンです。なにかコードをヒットしたり、インパクトやDownlifter、Cymbalなどを活用し、印象的なイントロを作ります。

以上で、イントロの具体例の解説を終わります。是非みなさんも、自分だけのオリジナルイントロを考えてみて下さい。それではまた次回、お会いしましょう。Happy Producing<3


【FL Studio テンプレート Pro】

お金なし・人脈なし・時間なしのアマチュアでも、プロのレーベルに採用される楽曲を作れるFL Studioのテンプレート。