かっこいいBassを作るには?
どうすればEDMのベース音をかっこよくできるの?ベースといえば、Kickと一緒に低音のグルーブを作る、曲の土台です。さらに、低音では唯一「メロディ」にもなり得るので、ベースは音楽理論にも関わるとても重要な要素であると言えます。Bassの音作りに関するコツは全部で6つ用意してあります。それでは早速、1つずつ紹介していきます。
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目次
1. サンプル選びとレイヤー
Big Zの解説
これは他の楽器とも共通することですが、ベースにおいても、まずは正しいプリセットを選ぶことが何よりも大切です。Splice.comやCymaticsを利用し、10個ほどイメージに近いBassのプリセットを準備しておきます。もし、はじめに選んだプリセットやシンセの質が低いと、後からエフェクトをかけても意味がなくなります。
また、決して1つのプリセットだけでBassを作らないことも重要です。Bassは最低でも3つのレイヤーで作るとプロのサウンドに近づいていきます。その3つのレイヤーとは、
- Low Bass…110Hz〜500Hzくらいの、ベース音の基準となるレイヤー。
- High Bass…500Hz以上の高い音や、アタック感のある音も含む、個性的な音のレイヤー。
- Sub Bass…主に110Hz以下の、人間が体で感じるだけの超低音。シンプルなSine波で作る。
となっています。この3つのレイヤーのプリセットの組み合わせを変えたり、入れ替えたりすることで、基本となるBassレイヤーを作ります。
2. メロディ作りのコツ
Hack Music Theoryの解説
Bassは、音楽理論的には「ルート音」を鳴らすことが多いです。例えば、曲のコードがCメイジャーであればCを鳴らす、と言った具合です。ただ、お気づきのとおり、ルート音だけ鳴らすと退屈なメロディになることが多いので、そんな時は以下の技を試してみましょう。
- リズムを変える…トリプレットを使ったり、伸ばす長さを変えてみる、など
- オクターブ上下に変える…一瞬オクターブ上げる、下げるというテクニック。Trapのベースである808では、小節の終わりによく上がります。
- ルート音以外を使う…スラッシュコードと言って、コードに使われている音ならば、ベースで鳴らすと新しい雰囲気になります。
- ピッチスライド…これは、Pitchのオートメーションをかけて、音階ではなく徐々に音の高さを変える技です。さらにグルーブを作れます。
ただ、以上の技は必ず使った方がいいわけではないので、場合に応じて試してみると良いかも知れません。
3. ハイパスフィルターをかける
↑Sub以外は110Hz以下をカット!
ベース音は低音の楽器だから、という理由で、ベースに全くハイパス・フィルターをかけない人がいます。ただ、ハイパスフィルターを、
- Sub Bass…20Hz
- Sub以外のBass…110Hz
という範囲で使うば、必要のない余分な低音がなくなります。そのことで、メインの音が聞こえやすくなったり、全体の音圧が上がるというメリットがあります。ぜひ習慣にしてみてください。
4. OTT
↑かけすぎないのがコツ!
以前、コンプレッサーの記事でOTTを紹介しましたが、EDMのベース音と、OTTというエフェクトの相性は抜群です。Bassに抜けがちな高周波数帯や、リリースのボリュームを一気に持ち上げてくれます。ただ、Mixを100%で使うと音が異常にコンプレッションされ、違和感が生じるので、普通Mixは15〜50%くらい、控えめに使う人が多いです。無料ですので、まだ持ってない方は、ぜひエフェクトチェーンに入れてましょう。ちなみに、SerumやAbletonには内蔵されています。
5. 少しリバーブかける
以前、ドラムの記事でもリバーブをかけるべきと紹介しましたが、Bassでも全く同じことが言えます。全く反響しない音は、この世に存在しません。Decay Time (反響時間)を短めの1秒以内に設定して、Bassにもリバーブをかけると良いでしょう。この時、濁ったミックスダウンにしないためにも、Reverbにもハイパス・フィルターをかける事を忘れないようにしておきましょう。
6. KickとのMix方法
↑サイドチェーンの3つのメソッド
このトピックは、しばしば海外でも取り上げられまず。低音の量が多いKickとベースは、同時に鳴らすとクリッピング(=音量が上限を超えて、歪んだノイズが入ること)しやすいです。そこで出てくるテクニックが、サイドチェーンです。サイドチェーンとは、キックがなっている時だけ、ベースを鳴らさないという事が可能になるので、低域がクリッピングしなくなります。ミックスダウンが改善するだけでなく、グルーブ感も増すというメリットもあり、EDMでは基本中の基本のテクニックです。
上の記事で、サイドチェーンについては詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
それでは以上で、ベースの音作りの解説を終わります。何か疑問点があればコメントお待ちしています。それでは次の記事まで、Happy Producing<3
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