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オーディオインターフェースは本当に要るの?
オーディオインターフェースとは、PC上の音のデジタルデータを、ヘッドホンやスピーカーで聴けるアナログデータに変換したり、逆にボーカルや楽器のアナログデータを、デジタルデータに変換するための機材のことです。
EDM制作でオーディオインターフェースを使うメリットとしては、
- モニタースピーカーに接続できるようになる
- (生楽器の)録音ができるようになる
- PCのCPU負荷を下げられる
- 音の解像度を上げられる
などが挙げられます。なので逆に、「ヘッドホンだけしか使わず、生楽器の録音はしない、CPU負荷も大してない」という方には必要ないかもしれませんね。
ただ、注意しておきたいのが、モニタースピーカーで音を確認しないと、音の立体的な位置を把握するのが難しくなる、ということです。質の高いミキシング・マスタリングをしたい方にはぜひスピーカーでもモニターすることをお勧めしておきたいです。
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まずは基本的な知識から確認していきましょう。
- Bit Depth&Sampling Rate
- Input・Output数
- Input・Output形式
- iOSへの対応
- 付属ソフトウェアの有無
1. Bit Depth & Sampling Rate
Bit Depth & Sampling Rateとは、アナログ⇔デジタル変換の時に、どれだけ正確に音の強度を記録し(Bit Depth)、どれだけ時間当たりたくさんの回数記録するか(Sampling Rate)を意味します。数値が高いほど現実とデジタルの差が縮まっていきます。
ほとんど実物に見える高解像度のテレビも、拡大したら点の集まりでできていることと同じです。Bit Depth & Sampling Rateの目安は、Dubspotではこう述べられています。
In a pinch just remember that 16 bit / 44.1k is standard for CDs but 24bit / 48k is a much better resolution of sound.
CDの基準は16 bit & 44100 Hz であるが、24 bit & 48000 Hzの方が断然良い、のだそうです。また、参考として近年流行りのハイレゾ音源のBit Depth & Sampling Rateは、Sony公式サイトによると、
ハイレゾ音源は「96kHz/24bit」や「192kHz/24bit」が主流です。
だそうなので、ハイレゾ音源を楽しむことを兼ねたい、という方は96kHz/24bitは必要でしょう。
筆者は、24bit/192kHz対応(ハイレゾ対応)のオーディオインターフェースを使っていますが、そこまでの解像度がEDM制作に必要かと言われれば、あれば良いくらいです。
なぜなら、そもそもの音源やプラグインが出す解像度は、まだ192kHz/24bitほど出ていないことが多いからです。以上を考えると、24bit/48kHz以上あればEDM制作ではほとんど差し支えないでしょう。
2. Input数、Output数
Input数、Output数は同時に何トラックを録音/出力(スピーカーへ)できるか、
です。例えばギターとボーカルを同時に録音したい、という方は最低2つはInputが必要です。スピーカーは普通1ペアだと思うので、出力は大抵1つで大丈夫です。
また、ヘッドホン用の出力は別についていることが多いので、要確認です。
まとめると、自分がリアルタイムで同時録音したいトラック数・出力スピーカーの数、それがInput・Output数です。
個人のEDM制作で弾き語りをしなければ、1つずつ確保しておけば十分です。
3. Input・Output形式
インプット形式は、使う機材が
- コンデンサマイクなら・・・・XLR端子orコンボ端子
- ダイナミックマイクなら・・・フォーン端子orコンボ端子
- エレキギター系なら・・・・・Hi-Z付のフォーン端子
があるかどうかを確認しましょう。
アウトプット形式は、使うモニターが
- スピーカーなら・・・RCA端子
- ヘッドホンなら・・・フォーン端子
があるかどうかを確認しましょう。
それに加えて、MIDI楽器を使う方は、MIDI入出力対応かを確認しておきましょう。
4. iOSに対応しているか
iOSに対応しているオーディオインターフェースを使うと、ライトニングケーブルでiOSの音を録音したり、スピーカーへ出力ができるようになります。逆にiOSのDAWをPCと同じように使うこともできます。PC要らずのモバイル環境で高音質のEDM制作をしたいという方や、iOSの音楽を高音質で聴きたいという方は注目です。
5. 付属ソフトウェアがあるか
オーディオインターフェースによっては、一緒に無料でDAWやサンプルパックがついてくることがあります。全体の予算を低く抑えたい方や、付属ソフトウェアに興味がある方は注目です。
まとめ
- Bit Depth&Sampling Rate→24bit/48kHz以上
- Input・Output数→in 同時録りしたい楽器数/out 基本 1つ(スピーカーの数)
- Input・Output形→自分のマイクやギターの端子を確認。
- iOSへの対応
- 付属ソフトウェアの有無
以上を踏まえたおすすめ5選を紹介していきます!
おすすめ5選
1. STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR22mkII
おすすめポイント
迷ってたらオススメはこれ!お手頃価格で必要な機能が揃う。iOS対応のオマケが決め手に。
この商品を買うメリット
- ハイレゾの解像度に対応している
- iOS対応でモバイル端末を使う方は便利
- DAWのCubase LEやサンプルパックが付いてくる
- お手頃価格だがデザインはしっかりしている
この商品を買うときの注意点
- iOS機器をつなぐときは「カメラコネクションキット」が必要
- 3つ以上の同時録りは無理
2. BEHRINGER ( ベリンガー ) / UM2
おすすめポイント
ミニマルに抑えるならこれ。今回の記事の機能は揃ってます!
この商品を買うメリット
- 今回の紹介できる中で一番の安さ、もちろんそれでも今回の記事のスペックは満たしている
この商品を買うときの注意点
- Outはコンボ端子が一つ。コンデンサマイクで2つ同時録りはできない。
- MacはUSB 3.0に非対応
3. FOCUSRITE ( フォーカスライト ) / Scarlett Solo G2
おすすめポイント
- お手頃価格かつ、AbletonやAddictive Keysなど、即戦力になる付属ソフトが決め手。
この商品を買うメリット
- 192kHzまで対応
- Ableton Live LiteやAddictive Keys、Pro tools 簡易版が付いてくる(AbletonとAddictive KeysはEDM制作をする側としても実際使えるプラグインだと言えます)
この商品を買うときの注意点
- 価格的にはUR22mkIIと迷いますが、こちらはiOS非対応です。
4. APOGEE ( アポジー ) / Duet for Mac iOS Ready
おすすめポイント
十分な入出力数 × 高品質なアナログアンプ × 抜群のiOSやMac製品への相性
この商品を買うメリット
- 今回の記事の機能は余裕でクリア
- アナログ回路による味のある高品質な音
- iOS、Macへの相性が抜群
- 入出力数が多く、DJにも使える
この商品を買うときの注意点
- 特にない。(いいな、Richな人は。)
5. UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO TWIN USB
おすすめポイント
予算に余裕があるなら、一番お勧めしたい。唯一無二のアナログサウンド。
この商品を買うメリット
- リアルタイムUADプロセッシングによりアナログ処理を施された高品質サウンド
- 入出力数が多い(2in 6out!)
- UADプラグインバンドルが付属
この商品を買うときの注意点
- あるわけない。欲しい。
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