サイドチェーンとは?おすすめのプラグインは?
今回の記事では、EDM制作用のサイドチェーンをするにあたって、
- そもそもサイドチェーンとは何か?
- サイドチェーンの具体的なやり方と応用テクニック
- おすすめプラグイン
の3点を紹介して行きたいと思います。それでは早速、始めましょう!
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目次
サイドチェーンとは何か
サイドチェーンとは何か、皆さんは知っていますか?EDM制作では非常に有名なテクニックで、簡単に言うと「キックがなった時だけ、他の楽器のボリュームを下げる」エフェクトです。
EDMだけでなく、様々なジャンルで使われる技術ですが、効果が分かりやすいのは上のIllenium – Fortressです。サビではキックが鳴る度に他のシンセの音が消えています。
サイドチェーンのメリットは、
- キックがはっきり聞こえるようになる
- 一層グルーブ感が出る
といった点です。ミックス処理という意味では非常に便利ですが、使いすぎると逆に聞きづらくなったりとデメリットもありますので、注意です。
サイドチェーンのやり方3選
↑サイドチェーンの3つのメソッド
サイドチェーンのやり方はたくさんあるのですが、簡単なものから順番に言うと
- 専用のプラグインを使う
- ボリュームオートメーションを作る
- コンプレッサーの内蔵機能を使う
などがあります。
おすすめプラグイン
1つ目のプラグインを用いたサイドチェーンですが、専用プラグインをミキサーに挿すだけで、BPMに沿って拍子の始まりだけボリュームが小さくなります。そのおかげで自動的にサイドチェーンができます。プロデューサーの間で人気なのは、
の3つが主となっています。
Kickstartは、開くと同時にNicky Romeroが使っていたプリセットが読み込まれるので、使うのが非常に簡単です。LFO ToolやVolume Shaperは、細かい調整ができ、より柔軟性があります。ちなみにFL Studioに内蔵されているGross Beatも同じことをしてくれます。
応用テクニック集
Bassjackersの解説 (11:29〜)
サイドチェーンは基本的にはキックとドラムなどの低音のミックスに使われます。これは知っている方は多いでしょう。ただ、それ以外にも使えるテクニックがあるので紹介します。その中で特に有名なのが、リバーブのミックス値をサイドチェーンのように扱う技です。Progressive Tranceなどで使われていた技ですが、今ではどんなジャンルでも使われています。これを使いこなせると、一気に曲の複雑さが増します。上の動画ではBassjackersが実演してくれています。
他にもリバーブにサイドチェーンをかけるプロは多いです。Shallouもその一人です。Shallouとは、優しいPadサウンドが特徴の最近バズったEDMプロデューサーです。そんなShallouがリバーブのサイドチェーンについて、インタビュー記事を書いていますので、参考にしてみてください。
出典 : LANDR
… (中略)…I also like to wash something out completely with reverb (mix to 100%). Then I sidechain it so it mixes well with the other tones and gives the song more presence and thickness. Often I’ll stack harmonies of myself singing a chord and sidechain that to make it really organic.
ーそれ以外にも、何かのリバーブのミックスを100%にしてサイドチェーンをかけることで、他の楽器にさらに存在感と厚みを足すのも好きだね。その時はよく、自分でハーモニーを歌って、自然に聞こえるようにするよ。
この他にも、サイドチェーンのテクニックにキリはありません。ぜひあなたも、新しいサイドチェーンの使い方を探求してみてください。それではまた、次の記事でお会いしましょう。Happy Producing<3
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