ピアノ音源って何を選べば良いの?
今回の記事では、EDM制作用のピアノ音源(VSTプラグイン)を買うにあたって、
- ピアノ音源の選び方
- おすすめの人気ピアノ音源プラグイン
- ピアノ音源の使い方のコツ
の3点を紹介して行きたいと思います。それでは早速、始めましょう!
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目次
ピアノ音源とは何か
ピアノ音源とはその名の通り、ピアノの音を鳴らせる、VSTなどのプラグインのことを指します。大抵のDAWには初めから内蔵されていることも多いです。
FL KEYS
Ableton Grand Piano
上はFL Studio、Abletonでの内蔵プラグインの画像です。もちろん彼らもある程度までは仕事をしてくれますし、使っているプロデューサーも実際多いのですが、やはりある程度まで使い込むと、
- 音が薄くて、迫力がない
- 表現のバリエーションが少ない
といった問題を感じる人も出てきてしまうかと思います。そこで、そんな人には、有料のプラグインを買って見ることをお勧めします。理由は簡単で、有料プラグインは
- 高級なピアノを、様々なVelocityごとに一つ一つ丁寧に録音している
からです。ピアノを習っていた人ならわかると思いますが、ピアノの演奏では「ピアニッシモ」「フォルテッシモ」のように、強弱をとても大切にしますよね。これは、ピアノが強さによって音色が変わる楽器だという証拠です。つまり、EDMでよく使うシンセ系のBassやLeadとは違って、ピアノの音は、単純にオーディオサンプルとして使って、ボリュームやピッチを機械的に上下するのには無理があるのです。つまり、ピアノ音源には、丁寧に様々なピッチやベロシティで録音されているピアノが必要、ということです。
おすすめのプラグイン
おすすめのプラグインですが、海外のプロデューサーは以下のようなプラグインを使っていることが多いです。
- XLN Audio Addictive Keys Studio Grand
- Native Instruments Alicia’s Keys
- Native Instruments The Giant
- 4Front Truepianos
以上の中から、デモ版のVSTをダウンロードしたり、音色を視聴してみて、自分の好きなVSTプラグインを選ぶと良いでしょう。さて、ここからは、そのピアノ音源をProductionの中で最大限活用する方法を伝授していきます。
ピアノ音源の使い方のコツ
強弱をつける
Vories
以上の動画を見ていただければすぐわかると思いますが、ピアノ音源は
- ベロシティが命
です。ベロシティとはDTMでは「強弱」を指します。強弱にこだわることで、優しい、エモーショナルな音が完成します。
各ノートは少しずつタイミングをずらす
Xan Griffin
上の動画を見ればわかりますが、ピアノを弾く人で、全ての鍵盤をピッタリ同時に叩く人はいませんよね。人間は指を親指から順番に広げるので、ほんの少しの時間だけ、各ノートがずれるはずです。なので、もしあなたがコードをMIDIで打ち込むなら、各ノートを少しずつずらすことをお勧めします。
当然、リバーブ・ディレイも
Reverb & Delay
これは当たり前すぎて、説明はいらないという方も多いと思いますが、リバーブとディレイは絶対にかけましょう。まずディレイを先にかけます。ここでディレイはかけすぎず、BPMに合わせてWetは少しだけにします。そのあと、リバーブをかけます。リバーブはSize(DecayやDepth)を大きく、Mixも多め(30〜50%)にしましょう。ただ、これに関しては人の好みやジャンルによりけりですので、自分で判断してください。
以上で、ピアノ音源の使い方・おすすめプラグインの紹介を終わりたいと思います。それではまた、次の記事でお会いしましょう。Happy Producing<3
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