EQとは?おすすめのプラグインは?
今回の記事では、EDM制作用のEQプラグインを買うにあたって、
- EQとは何か?
- EQの具体的な使い方
- 海外で人気のおすすめEQプラグイン
の3点を紹介して行きたいと思います。それでは早速、始めましょう!
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目次
EQとは何か
EQとはEffectの1つで、イコライザーのことを指します。簡単に言うと、高い音と低い音のバランスを整えるエフェクトのことです。EQは音作りとしても、また、聴きやすいミックスダウンを作ると言う意味でも、もっともシンプルで、もっとも重要なエフェクトと言われています。具体的なEQの使い方としては、例えばボーカルの音が不明瞭な音であれば300Hzあたりを削る、Bassに迫力が足りなければ4000Hzを増やすなどがあります。
EQの使い方
もし「そもそもEQの仕組みがよくわからない」だとか「実際にスタジオではどのようにEQを使っているの?」と思った方がいらっしゃれば、以下の記事が参考になるかと思います。
- LANDR – Equalization 101
- waves – 15 EQ Mistakes Mixers Make
- izotope – EQ Guide
この記事の中で、私が有益だと思う情報をいくつか紹介しておきます。
- まずはEQよりもボリュームフェーダー
- Boost(増やす)EQよりもCut(減らす)EQ
- Narrow(狭い)EQよりも、Wide(広い)EQ
- EQはコンプレッサーの後に使う
- Qを狭くしすぎると音質が悪くなる
- カーブをSteep(急斜面)にしすぎると音質が悪くなる
- 普通のEQで効果がなければ、Dynamic EQ(コンプレッサーとEQの融合プラグイン)を試してみる
- 6dB以上の変化は音質を悪くする
- Solo状態でEQを使わない。常に全体のミックスを聞いてから判断する
- 意識してReference Trackを使う
この後は、Drumで実際におすすめのパラメータを紹介していきます。
①キック (Kick)
↑キックのEQ設定
早速、キックから解説します。まずはEQの設定ですが、上のようにハイパス・フィルターを25Hz、ローパス・フィルターを15,000〜20,000Hzにかけます。こうすることで、人にはほとんど聞こえないノイズをカットすることができ、最終的なマスターの音圧が上がります。
②スネア (Snare)
↑スネアのEQ設定
次にスネアですが、EQはハイパスを140Hz,ローパスを20,000Hzにかけましょう。キックと違ってSub Bassは必要ありませんし、Kickと同時になった時に邪魔をしないように、超低音はカットします。ただ、Dubstepのスネアなど、低音も必要な場合にはカットしすぎないよう注意します。
③クラップ (Clap)
↑クラップのEQ設定
次にクラップですが、EQはハイパスを370Hz,ローパスを19,000Hzにかけましょう。低音は完全にいらない要素なので、Low-Mid以下はバッサリとカットしておきましょう。
④パーカッション (Percussion)
↑パーカッションのEQ設定
その他のパーカッションですが、EQはハイパスを300Hz,ローパスを15,000Hzにかけましょう。ここで、あまりハイパスしすぎると、最終的にLow-Midがスカスカになることがありますので、注意してください。
海外で人気のEQ
最後に、オススメのEQを紹介して終わりにしたいと思います。EDMプロデューサーの間では、基本的にはDAW内蔵のEQが使われています。ただ、1つ大人気の追加プラグインがあり、それはFabfilter ProQです。このプラグインはかなり細かいところまで作り込まれており、かゆいところに手が届く、素晴らしいEQです。特に、個人的には特定の周波数だけを分離して聴ける機能が、ミックスをする時に本当に役立っています。ただ、何度も言いますが基本的にはDAW内蔵のEQでも十分に仕事をしてくれますので、余裕が出てきたら買うと良いかと思います。
以上で、EQの使い方・おすすめプラグインの紹介を終わりたいと思います。それではまた、次の記事でお会いしましょう。Happy Producing<3
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