やっぱり、英語力は必要?

現在、EDMマーケティング講座ということで、全11回にわたり、日本人の個人EDMプロデューサーが海外で活躍する方法を解説しています。今回は、EDMマーケティング講座の二回目ということで、EDMプロデューサー、特に日本人の個人プロデューサーは、実際にどのくらい英語力は必要なのかを解説していきます。


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目次

インターネット上のやり取り=英語は常識

Wikipediaより

前回の記事「#1 音楽業界の仕組み」で解説したように、現在、世界中の消費者が音楽を聞いているのは、Youtube, Spotify, Soundcloudといったインターネット・サービスです。そのため、あなたは既にインターネット上でビジネスをしています。まずはその事実を理解しましょう。

そして、インターネット・ビジネスで使われている言語は、上の画像を見てわかるとおり、圧倒的に英語が主流です。ちなみに、世界でもっとも「話されている」言語ならば中国語やスペイン語も上位に入ります。ただ、インターネットのみに関していえば、圧倒的に英語が使われているのです。そもそもインターネットは、欧米人が構築したシステムなので、当たり前といえば当たり前です。

つまり、あなたは英語を使いこなせない限り、個人の力で世界にファンを作ることはほぼ不可能だと考えて良いでしょう。ただ、逆にいえば、英語が使えればあなたは自分の力でなんだって出来るということでもあります。

いつ英語を使うのか

どんな場面で英語を使うの?

母国語が英語でないEDMプロデューサーは、どんな場面で英語を使わなければならないのでしょうか。それは、大きく分けて以下の3つがあります。

  1. レコード会社やマネージャーとの連絡
  2. ファンとの会話・メッセージ
  3. EDMの作り方の勉強

それぞれ具体的に見ていきましょう。

レコード会社やマネージャーと連絡するとき

コミュニケーション能力も重要!

おそらく一番頻度が多く、一番大変だと思われるのはレコード会社や担当マネージャー(A&R)とのコミュニケーションです。例えば、

  • デモ楽曲を送る英語メールの作成
  • SkypeやWhatsAppでのインタビュー(英会話)
  • リリースまでの日程の相談(主にメール)

などがあります。英単語は、一部の音楽専門用語を除けば簡単なものばかりですのであまり心配しなくて良いでしょう。ただ、インタビューやメッセージAppではかなり素早い回答が必要になることもあります。そのため、ある程度のリスニング能力と、最低限のスピーキング能力は必要だといえます。

個人的な感覚では、高校卒業レベル(大学合格レベル)の英語力があれば全く問題ないと感じています。中学レベルだと少し厳しいです。日本の教育システムは、なんやかんや良く出来ていますので、普通に勉強して最低レベルの英語力は身につけておきましょう。

ファンとの会話・メッセージ

YoutubeやSoundcloudコメント欄を利用したことがある方も多いでしょう。そこでは、簡単なnice :)やawesome<3といったメッセージが打てれば十分です。緊急性はないので、あまり心配する必要もなく、誰でもできるでしょう。ただ、もっと詳しい説明やコメントを返したい・読みたいならば高校卒業程度の文法は必要でしょう。

EDMの作り方の勉強

最後に、YoutubeやブログでのEDM制作の勉強です。欧米では、日本よりもEDMに関しては最先端の知識が出て来やすいです。YoutubeやGoogleで”How to make〜”と検索しさえすれば、素晴らしい解説動画や解説記事にたくさん出会うことができます。もしあなたが普段、英語でEDM制作を勉強していないならば、残念ながらその時点で情報弱者だということは最低限知っておきましょう。Youtubeでは、ビジュアルのみを理解することは可能ですが、やはりリスニング能力やリーディング能力がここではかなり必要です。リスニング力・リーディング力は継続によってのみ身につきます。映画でも、教材でも、TEDでも、なんでも良いので好きなものを中心にたくさん英語に触れることを心がけましょう。

英語ができれば、音楽業界では何も不自由なく動けます。ぜひ中高生の皆さんは、今のうちから英語の勉強には力を入れておいてください。それではまた、次回の記事でお会いしましょう。Happy Producing<3


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カテゴリー: マーケティング