とっても使いやすいEQ!
EQといえば、EDM制作の基本中の基本であるエフェクトです。今回の記事では、FL Studio純正、デフォルトで内蔵のプラグインであるParametric EQ2の使い方やコツを紹介していきます。
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EQとは何か
まずはEQとは何かのおさらいです。EQとはEffectの1つで、イコライザーのことを指します。簡単に言うと、高い音と低い音のバランスを整えるエフェクトのことです。EQは音作りとしても、また、聴きやすいミックスダウンを作ると言う意味でも、もっともシンプルで、もっとも重要なエフェクトと言われています。具体的なEQの使い方としては、例えばボーカルの音が不明瞭な音であれば300Hzあたりを削る、Bassに迫力が足りなければ4000Hzを増やすなどがあります。
EQの使い方
もし「そもそもEQの仕組みがよくわからない」だとか「実際にスタジオではどのようにEQを使っているの?」と思った方がいらっしゃれば、以下の記事が参考になるかと思います。
- LANDR – Equalization 101
- waves – 15 EQ Mistakes Mixers Make
- izotope – EQ Guide
この記事の中で、私が有益だと思う情報をいくつか紹介しておきます。
- まずはEQよりもボリュームフェーダー
- Boost(増やす)EQよりもCut(減らす)EQ
- Narrow(狭い)EQよりも、Wide(広い)EQ
- EQはコンプレッサーの後に使う
- Qを狭くしすぎると音質が悪くなる
- カーブをSteep(急斜面)にしすぎると音質が悪くなる
- 普通のEQで効果がなければ、Dynamic EQ(コンプレッサーとEQの融合プラグイン)を試してみる
- 6dB以上の変化は音質を悪くする
- Solo状態でEQを使わない。常に全体のミックスを聞いてから判断する
- 意識してReference Trackを使う
それでは、ParametricEQ2の使い方を紹介していきます。
ポイントを紹介していきます。
- 赤く光った線が「音量がある部分」です。ここが明るいほど、ボリュームが強いです。
- デフォルトで、7つのバンドが用意されています。画像の右上を見て下さい。Select Typeでは、High Passフィルターをかけるのか、Band Passフィルターをかけるのか、などのフィルターの種類を選べます。Select Slopeでは、どのくらいカットやブーストを激しくするのかを選べます。
- 右下の縦に並んだ2つの円をみてください。上の円が、高音なのか低音なのかという周波数を決める部分です。
- 下の円が、Qといって、どれほど狭くカット/ブーストするか、広くカット/ブーストするのかを決める部分です。
以上で、ParametricEQ2の解説を終わります。かなりシンプルなプラグインなので、使い方は直感的に覚えていけると思います。それではまた、次回の記事でお会いしましょう。Happy Producing<3
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