feat.〇〇に憧れる!
現在、EDMマーケティング講座ということで、全11回にわたり、日本人の個人EDMプロデューサーが海外で活躍する方法を解説しています。今回は、EDMマーケティング講座のラスト11回目ということで、日本人の個人プロデューサーが、海外のボーカリストとコラボする方法を解説していきます。
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目次
なぜボーカルが重要か
Chelsea Cutler は今まで、KidswasteやChet Porter、Kasboといったビッグネームとコラボしています。彼女はボーカルとしての評価が非常に高いので、プロデューサーの皆がコラボしたいトップボーカルの一人です。彼女のボーカルに入った曲は、ほぼ必ずバズります。
また、曲はボーカルが入っていたほうが、Spotifyのアルゴリズムでも評価が高いといも言われています。そもそも、歌える曲と歌えない曲だったら、歌える曲に軍配があがるというのも、理解は苦しくないです。
なので、たまにはボーカル歌ありの曲も作ってみましょう。上の動画で、Big Zが
- ボーカリストの探し方
- メールの送り方
- 料金のオファーの仕方
について解説動画を公開していますので、今回はそれらの情報を参考に解説していきます。
ボーカリストの探し方
普段から名前をメモしておく!
普段曲を聴いていているときに、「このボーカルの人の声いいな!」と思ったら、iPhoneなどにメモして、リストを作っておきましょう。そして、今回はこの人だと決めたら、その人にメールを送ります。メールアドレスは、グーグルで検索すれば、大抵はSoundcloudやFacebookが出てくるので、そこで調べればOKです。
メールの書き方
彼のメールの書き方の例です。メールの一番はじめに「再生数」「今までもらった評価」など、自分のメールに興味を持ってもらえるように工夫するのは、第3回「海外レーベルとの契約を取るメールの書き方」で紹介した通りですね。
その後は、「Option1/2」のように、ボーカルを載せる予定の曲のインストを複数提示して、SoundcloudのPrivateリンクで聴いてもらっています。今までの記事で何度も解説してきましたが、ここでMP3データなどは絶対に添付してはいけないのでした。
最後は、SpotifyやそのほかのSNSへのリンクを載せて締めています。
料金のオファーの仕方
最後に、コンテンツの提供をお願いしているのですから、もちろん料金がかかります。実はこのお金が絡む微妙な話題は、動画では解説されていないのですが、Big Zはコメント欄で丁寧に解説してくれています。ここは、海外の料金相場がわからない人にとっては非常に助かる情報です。(Big Zのこういう視聴者への対応力はプロデューサーとして見習うべきだな、とつくづく感じます。)
要約しますと、まだアマチュアの歌手だと、無料で応じてくれることもあるけれども、経験豊富なボーカリストだと$1,000以上、それに加えてロイヤリティーが取られることもあるそうです。彼はFlat Feeで一括払いすることをお勧めしています。なぜなら、ロイヤリティー制にすると、将来もずっと売上の何割かを払い続ける必要があるからです。
ただ、個人でいきなり1,000ドル出せる人もなかなかいないでしょう。そこで彼が勧めているのが、ロイヤリティーを50:50にするやり方です。こうすれば、はじめに1ドルも払う必要なく、ボーカルをつけてもらうことが出来ます。ただ、繰り返しになりますが、もしその曲が将来バズったとしても、そのお金の半分はずっと歌手に行き続けることになります。
お金のオファーも含め、しっかりと音楽業界の常識を理解したうえで、あなたの楽曲にあったボーカリストを見つけられると良いですね。それではまた、次の記事でお会いしましょう。Happy Producing<3
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