リミックスを作りたい!
現在、EDMマーケティング講座ということで、全11回にわたり、日本人の個人EDMプロデューサーが海外で活躍する方法を解説しています。今回は、EDMマーケティング講座の10回目ということで、日本人の個人プロデューサーが他人の楽曲をリミックスする方法、曲の選び方や、著作権侵害をせずにリリースする方法を解説していきます。
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お金なし・人脈なし・時間なしのアマチュアでも、プロのレーベルに採用される楽曲を作れるFL Studioのテンプレート。
目次
なぜRemixを作るのか
皆さんは、普段曲を聞いていて、誰かのRemixを聞いたことがあるでしょうか。Remixとは、誰かの楽曲の「Stemファイル(曲を楽器ごとにバラしたデータのこと)」を入手し、自分なりに新しい楽器を足したり、コード進行を変えたり、アレンジメントを変えたりして出した、新バージョンの曲のことです。
なぜRemixを作るのかと言いますと、理由は簡単です。remixした側とする側のアーティストが、
- お互いのフォロワーを相手に紹介できる
からです。典型的なwin-winビジネスの1つで、特にあなたがまだ若手のアーティストなら、ジャンルが近い先輩プロデューサーに頼んで、ぜひやらせてもらうと良いでしょう。
リミックスする曲の選び方
公式にリミックスする曲を選ぶ時は、その曲が
- これからバズる(バズる前)の曲
- リリースから1〜2週間のタイミングの曲
であることが基本条件です。もうすでにヒットになってしまっている曲は、マネージャーにリミックスのメリットをなかなか感じてもらえません。なので、「これはバズりそうだ」と思った曲があれば、すぐにマネージャー/レーベル/アーティストに、「私ならこれだけ価値を提供できますよ」とオファーして、Stemファイルをもらえるかどうかメールを送りましょう。
著作権侵害になってしまいますので、許可をもらわずに作ったRemixは、絶対にSpotifyやYoutubeでマネタイズしてはいけません。非公式のリミックスを作った時は、必ず非営利目的で運営しているということを明確に示しておきましょう。
もし権利保持者や、運営側から権利侵害を指摘されると、アカウントにペナルティーが課されます。YoutubeやSoundcloudでは、ペナルティーはたった3回でアカウント閉鎖になってしまいますので、十分に気をつけてください。
メールの書き方
SoundcloudやFacebook、Linkedinなどでレーベル会社の担当者が見つかったら、Stemファイルがもらえるかを含め、許可を求めるメールを送ります。
メールの書き方に関しては、上の画像の元サイトである
Heroic – The Producer’s Guide To Remixing
で画像で完全に解説されていますので、そちらを参考にしてください。
リミックスは、まだ若手のうちはオススメのマーケティング手法の1つです。ただ、当たり前ですが、今までリリースした曲の質が低かったり、メールの文章がおかしかったりすれば、誰からも相手にされません。まだ若手でも、姿勢だけは絶対的なプロであることが求められます。それでは、あなたがリミックスで成功することを祈っています。また、次回の記事で。Happy Producing<3
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