あえて汚いノイズを混ぜる?

今回の記事では、EDM制作のチュートリアルでは語られることが少ない、ノイズの活用方法について述べていきたいと思います。

まずそもそもノイズって何?という方は、以下の音を聴いてみて下さい。

Louis Futon’s Sample Packより

このように、ただの汚いゴミのような音ですが、実はこれを少しだけ足すことで制作の仕上がりを大きくプロに近づけてくれるのです。それでは解説を始めていきます。

 


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初心者は、音が綺麗すぎる

私はEDM制作初心者の頃は、「音はピッカピカに綺麗にしたい」と考えていました。そのため、EQでいらない周波数をカットしたり、ノイズをEdisonで必死に取り除いたり、オーディオ上の「ゴミのようなもの」を取り除く事に躍起になっていました。

ただ、残念ながら、EDM制作でお掃除のやりすぎは、「つまらない、ダサい音」の原因になってしまうことが多いのです。その理由は、ここから解説します。

ケーススタディ:Audienの成功の背景

超大物になる前夜

以前の記事でも解説しましたが、ディストーションプラグインは、まさにノイズを生み出してくれるプラグインでした。

上は、あのAudienが一躍有名になった曲、”Wayfarer“のリリースの直前の本人のツイートです。Wayfarerは特にベース音がクリスピーで迫力があり、非常に質の高いサウンドです。この曲より前のメジャーリリースは例えば”Eleven Eleven“がありますが、残念ながらまだ完璧とは言えないサウンドです。

つまり、ここでディストーションは初心者プロデューサーがなかなか気づかない、プロっぽいサウンドになるかどうかの分かれ目になりやすい重要なエフェクトだということがわかるでしょう。

ディストーションプラグインでノイズを足すのもありですが、それだけではまだ量が足りません。ここからは、いかに現役プロデューサーが実際のプロジェクト中でノイズを利用しているかを解説します。

ノイズの使い方の例①Attomの場合

上の動画では、Chill系ジャンルで有名なAttomのAfterglowという曲の解説がされていますが、この動画をよく見ると、プロジェクトでは常にオレンジ色のオーディオが鳴らされているのがわかりますね。

拡大すると、その音はこのように「vinyl」と名前をつけられているのがわかります。Vinylとは、「Vinyl=レコードにかけた時のノイズ音」のことを指します。Vinylノイズは、Spliceでもたくさんアップされています。こちらから視聴してみてください。

普段Attomの曲を聞いていて、「あ、今ノイズが聞こえた」なんてことはありませんが、これだけのプロが曲中でずっと使っているので、使ったほうがいいのは間違いありません。

ノイズの使い方の例②Mr. Belt & Wezolの場合

上の動画では、Mr. Belt & Wezolが自分のプロジェクトの中に、Attomと同じようにひたすら何か同じオーディオを貼り付けているのが見えると思います。

拡大すると上の図のように、「Crackle」という名前のオーディオが貼られています。これもVinylノイズと意味はほとんど同じで、レコードからでるノイズのことです。これを使うことで、彼らのアナログ感のあるサウンドができているのですね。実物が気になる方はこちらから、Spliceで様々なCrackle音を視聴してみてください。

このように、制作の中に何かしらのノイズをレイヤーすることで、気づかれにくいですがプロっぽい音にすることができるのですね。ぜひ実践してみましょう。それではまた次回の記事でお会いしましょう。Happy Producing<3


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